秋の終わりの公園で　佇む 　解散・総選挙を迎え、東へ西へと走る車の中から、ふと見上げた、公園の燃える紅葉に、心が染まる思い。いつか車を停めて空を仰ぎたい、と願って、ようやく、しばしの時を見つけた。 　赤と黄色の葉っぱの光が、冷たい空気の中でますます輝く。黒い幹もきりっとして、綺麗だ。 　どれとして同じ形の樹もなく葉っぱもなく、つくりようのない自然の美しさに堪能するばかり。去年の秋の公園は、放射能測定の毎日だったが……。 　東葛地域・松戸も高いことを、市民の皆さんと日本共産党の測定活動で、デ一タを示し、国に認めさせた。去年と今年。どれほど違うか……。国・市による除染も実現させたが、すっきりとはしない、今年の秋を迎えた私の気持ち。“子どもたちを守ろう”とした、多くの方たちのたくさんの努力と行動を、忘れてはいけない。ホットスポット“まつど”の検証は、まだこれからも続くのだ。 　課題山積の放射能問題。二度とこんな思いを未来の世代にさせないためにも、たたかいは続く。子どもたち、そして市民のための公園で、何の心配もなく空を仰げる時をめざして……。 　今日は、この冷気のなかの紅葉の美しさを、迷わず讃えよう。