みわ由美 採れたて野菜の匂いは、最高!
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タイトル ほら、T莢(さいかち)の実よ――千駄堀の乙女チャンから―― タイトル

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 「寒い、寒いよう」肩をすぼませ、事務所に帰った。「みわさん、知ってる?ほら、T莢(さいかち)の実」「石鹸の代わりにもなるし、黒い実は、羽根つきの追羽根にも使うのよ」

 そう言いながら、心得たもので、千駄堀の乙女チャン。たぶん、みわは知らないだろうな、って、ちゃんと電子辞書で、T莢(さいかち)の解説を私に見せながら、コロコロッと私の掌に、入れてくれた。

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 「なあに、これが、《さいかち》なの?」「まあ!黒い実は確かに見たことがある。追羽根なんて懐かしい。昔は羽根つきしたけど、今は見かけないわねえ」
 百科事典によると、――「サイカチ」日本の固有種、ジャケツイバラ科。実などを利用するために栽培することも多い。幹や枝には鋭い棘(トゲ)がある。サポニンを含むため、古くから洗剤として使われている。莢(さや)を、水につけて、手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりの利用していた――と書いてある。

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 ちょうど良かった。今日は、朝から出ずっぱり、一度も手洗いしていない。さっそく水に浸しながら、ごりごり揉んでみると、静かに泡がにじんできた。甘ずッパイ何ともいえない香りの泡だよ。T莢(さいかち)の幹からは、クヌギやコナラと同じように、樹液が出て、カブト虫が集るので、カブト虫のことを、サイカチ虫とも言うらしい。泡と同じような、甘酸っぱい樹液かな。

 石鹸の香りは好きだけれど、いにしえのシャボンのほうが、やっぱり、やさしいかな。生まれて初めて、サイカチで、手を洗いました。千駄堀の乙女ちゃん、有難う。ほのぼの。

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