「かずさ」より私立高助成 　　千葉県議会閉会　丸山議員が討論 「しんぶん赤旗」10/03/23付から転載 　19日閉会した千葉県議会は、森田健作知事提出の全議案を可決しました。日本共産党は2010年度予算などに反対しました。 　討論に立った丸山慎一党県議は「破たんが明白な巨大開発事業を反省もなく推し進めようとするもの」と予算を批判。企業が進出せず経営破たんした第三セクター「かずさアカデミアパーク」は「かずさ構想（すでに1500億円の県費投入）」そのものの破たんであるのに、県は10年度も「かずさ」全体に26億円もの県費を投入することは認められないと指摘しました。 　また、私立学校の授業料助成について、国の交付税措置額と比べ県予算計上額が1億5000万円も低いことをあげ、県の「ピンはね」を批判。県内私立高校で、納付金が払えず、生徒4人が一度受け取った卒業証書を返す事態が起きていることを告発。「生徒の心を深く傷つけるような状況をなくすために、助成対象を拡大すべきだ」と主張しました。 　丸山氏は、「かずさアカデミアパーク」「成田国際空港都市」「つくばエクスプレス沿線開発」「幕張新都心」の四つの巨大開発を高速道路などで結び、推進する県総合計画案は、県民負担を増やすと指摘し、反対しました。 ○参考 ＊【2月県議会】丸山慎一議員　反対討論（3月19日）