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タイトル 決算審査特別委員会の開催延期は認められません! タイトル

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2009/11/07
 県議会議員になって、こんなに驚いたのは、初めてです。9日(月)から審議の始まる予定であった決算審査のために、県議会で最後の聞き取りをしようと、6日の午後自宅を出ようとしたら、日本共産党県議会控室から電話が入ったのです。

☆「審査は12月18日以降に」――県
 その電話の内容には耳を疑いました。なんと、まあ、決算審査特別委員会の開催を延ばしたいとの話が出てきたというのです。とにもかくにも県議会控室に駆けつけました。
 遠藤澄夫委員長が午前11時ごろ、突然控室に来室され、こう話されたとのこと、「県当局に『必要なものはすべて出してほしい』と何度も求めてきたが、県の回答は、『12月18日まで待ってほしい。その日に全てを明らかにする』とのことだった。不正経理について審査するため、11月9日の初日は開催し、部長に現状の報告をしてもらい、その後延期を決めたい」
 ――あいた口が、ふさがらないとは、このことです。

 私は、遠藤委員長が持参された、県の会計責任者と総務部長名の「決算審査特別委員会に係る対応について」という文書にも納得できません。しかも、土日を挟んで月曜から決算審査が始まるという、その金曜日の昼前に「決算審査は延期したい」旨の申し出を受けて、どうして認められるでしょうか。

☆《議会軽視》をまたも露呈
 第一に、議会軽視も甚だしいということです。
 「県民から負託を受けた議員が議会で質問すること」の重要性があまりにも軽んじられています。勿論、決算審査の日程は委員会の決定事項であり、こんなに簡単に日程を変更しよう、などと口にできるものではないはずです。万が一変更するにしても変更理由が、県民だれもが納得できるものでなくてはなりません。ところがこの一枚の文書を読む限りでは、説明責任を全く果たしていないことは明らかではないでしょうか。

☆今こそ変えるべき《隠蔽体質》
 第二に、隠蔽的体質が何ら正されていないということです。
 もし執行部の決めた日程で調査結果を公表するまでは、いっさいの資料も提供できない、審議しても意味がない、などと県執行部がいうのなら、県みずからが、徹底究明をますます遠ざけるものではないか、と言わなければなりません。
 9日から決算審査が始まるのを県はわかっていたのですから、きちんと公表できるように準備すべきでした。わざと、公表を遅らせているのではないかとの疑念さえ生まれます。
 今月20日には「不正経理問題調査特別委員会」も予定されており、12月議会も目前です。そこでの審議も、資料提供なしのものになってしまいかねません。そうした県の隠蔽体質をこそ議会は、しっかりチェックし正すべきです。

☆県民の今の切実な願いにも背く――決算審査の延期
 第三に、「不正全容解明と再発防止、暮らしと命を守れ」という県民の願いに背くもの、だということです。
 不正経理問題は、勿論、解明されるべき重大問題であることは言うまでもありません。同時にその他にも県民は、緊急かつ切実なさまざまな願いを持っています。
 決算審査委員会の日程を私のホ一ムページで知った方からは、「傍聴します。場所はどこですか」などの問い合わせも受けました。さらに一昨日も「仲間の多くに、仕事がなくて。この年末、年を越せない。県として仕事確保に全力を挙げてほしい。決算の前に、ぜひ県民の声を聞いて」との貴重な懇談の申し入れをいただいたばかりです
 こうした県民の願いや苦しみを代弁し、改善を求めることができる決算審査が目の前でしたのに、かなたへ延期されようとしています。

 「不正」問題を口実にしながら、結局は、不正の徹底糾明や、暮らしの願いを遠のかせてしまうとしたら、こんな許されない話はありません。そうさせないために、既定の日程通りに開催すべきと9日の委員会で私は、強く求めます。
 日本共産党県議団は、緊急「声明」を発表。県民の皆様に、この問題についての見解を表わしました。がんばります!
○参考
*決算審査特別委員会の開催延期に抗議する声明
*文書「決算審査特別委員会に係る対応について」
「不正経理調査特別委員会」初審議(小松実県議HP)


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