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タイトル 八ッ場ダム意見書提出 趣旨説明にたつ タイトル

提案趣旨説明するみわ(09/10/22)
提案趣旨説明するみわ(09/10/22)
2009/10/23
 9月定例県議会最終日の22日、小松実県議団長・丸山慎一県議・私の三人が次々登壇しました。
 私は、別紙のとおり、日本共産党提出の発議案第31号「八ッ場ダム建設中止と住民合意による生活再建・地域振興の促進を求める意見書」の提案理由を説明(文案については、もちろん集団で検討)。

 結果は、民主・市社無などの会派の賛同を得たものの、県議会多数の自民、そして公明も否決に回り、採択されませんでした。八ッ場ダム中止と生活再建を求める意見書(発議案30号)・国土交通省の水利権許可行政を根本から改めることを求める意見書(発議案28号)についても、同様の結果でした。
 一方、自民党提出の「八ッ場ダムの早期完成を求める意見書」(発議案29号)が採択され、民意にそむく結果となったことは、極めて残念です。

 趣旨説明で私が強調したとおり、まず今政府がやるべきことは、地元住民や関係自治体・国民に対してきちんと説明することです。言うまでもなく、私たち日本共産党も、八ッ場ダム建設中止を唱えてきた政党として、そうした方向でこそ未来が開けるということを、広く訴えていかなけれはなりません。改めて、そんなことを思いながら、趣旨説明をしました。

 それにしても、地元住民をここまで苦しめてきた歴代政府の責任の何と重いことよ。《もう無駄遣いはしない、ここで方向転換をして、道理ある道を、合意の中で歩もう》とするわけですから、ただダムを中止すればよいというものではなく、丁寧なプロセスが求められています。そして本当に、未来に展望が持てる生活再建・地域振興策を、住民合意でつくりあげていかなければなりません。議場でも引用した、住民の声が胸にしみます。

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 同時に、ダム建設続行論者たちの、間違った宣伝には、心からの怒りを感じながら訴えました。巨額の税金を使い、地元住民や、我々下流域の住民をも過大な数字で欺き、まっしぐらに、日本一高くつくダムを推進してきて……どこが、「ダム建設を続行したほうが安くつく」ですか。そんな荒唐無稽なことが、よくも言えたものです。

 吾妻渓谷の自然は、今たっぷりと秋をたたえているでしょう。私が初めて訪ねたとき出会った親子のカモシカは健在でしょうか。ダム中止でこそ、未来が開ける。
 治水・利水ともに、根拠が破たんした巨大なダムは、ここで撤退し、もう一度、自然や暮らしと向き合い、未来をまっすぐ見つめ、共に希望をつかもうではありませんか。
*日本共産党の八ツ場ダム建設中止の意見書(案)(PDF)
「八ッ場ダム建設中止と、住民合意による生活再建・地域振興の促進を求める意見書」の趣旨説明(10月22日)
○参考
小松実議員 反対討論(10月22日)
丸山慎一議員 議案36号「監査委員の選任について同意を求めることについて」への反対討論(10月22日)
八ツ場ダム事業受注/45法人に天下り93人/国交省OB 随意契約も(09/11/13付「しんぶん赤旗」)
「八ツ場ダム」関連「しんぶん赤旗」記事
長作地域で八ツ場ダム考える集い(小松実県議HP)


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