議会初日　「怒！」と願いのデモ・請願が県庁へ 2009/09/25 　9月県議会の初日、森田知事の挨拶が終わり、県庁前で待機していると、遠くから、声が……。「森田知事の政治責任を追及する会」（代表・三輪定宣）らが主催する県民集会参加者の元気な声が、響きわたってきた。 　6月県議会に続いて、9月県議会でも、デモと集会が初日に。今回は、前回にも増して多い旗、旗、旗……、そして響くシュプレヒコール。“県民要求実現！金権腐敗一掃！”の横断幕をもつ先頭隊列。それに続く、各団体の方たちが、思いをプラカ一ドにこめて、県庁に向かって行進してくる。県職員の緊張も高まる。 　今回は、千葉土建組合など建設関係者の方たちが、大勢ヘルメットをかぶって参加されている。「オレ、大工仕事くれ」「こっちは、仕事がないのに、県庁では不正経理とは腹がたつ」など、県民の怒りは沸騰するばかりだ。 　「森田知事の違法献金も、全く決着がついてないではないか。そんな知事が、本当に不正経理を明らかにできるのか。どっちもハッキリさせよ」「子ども医療早くして」――個人請願の人々が、それぞれの願いを書いて、県庁職員に手渡していく。7600人分の署名が提出された。人だかりの県庁前ロビ一を、ちょうど昼休みのときでもあり、県庁職員らも注目しながら通行していった。 　さて今回は、金権問題だけではない。デモの次は、知事室へ。追及する会を先頭に、千葉県労働組合連合会・千葉土建一般労働組合・全教千葉教職員組合・新日本婦人の会千葉県本部・千葉県民主医療機関連合会の代表らが次々と、要望書を手に知事に直接要望。 　対応したのは、就任したばかりの坂本森男副知事。「派遣切り、解雇やめさせて」「建設産業は深刻。去年の4月から1年で14人の仲間が自殺」「子どもを貧困から守って」「インフルエンザへの対応緊急に」熱い訴えが続いた。この請願・要望行動に立ち会った県議団の一人として、身が引き締まる思いが私もした。 　さあ、県民や全国からの熱い注目のなかで、9月定例県議会が始まった！！緊張、がんばります。 ○参考 ＊違法献金疑惑、不正経理に「怒」/　千葉で集会　プラカード手に400人――09/26付「しんぶん赤旗」 ＊各団体からの要望書