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タイトル 冷たい!定時制で働きながら学ぶ生徒への支援を次々廃止 タイトル

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2009/03/08
☆子を襲う貧困、「学ぶ権利」を切り崩す日本・千葉
 今日、全国教職員組合が電話相談を実施したら、あふれるほどの相談が、ひっきりなしに寄せられた、とテレビが告げていた。また今日の「しんぶん赤旗」の1面に「子を襲う貧困なくせ」という東京での集会の記事。深夜のドキュメント番組の案内では「貧困と格差、高校中退の背景に迫る」――授業料が払えないず、高校中退する生徒たちが増えている――と報道。また山梨県の県立高校では、授業料を滞納した生徒からいったん渡した卒業証書を回収した、との報道も。・・・子どもたちと貧困、重大問題だ。

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 いまその時にわが千葉県が、次々と着手しているのが、定時制・通信制の生徒たちへのこれまであった支援制度の廃止である。腹立たしく、かつ、実に冷たい教育委員会の姿勢を、私はどうしても認められない。

☆1ヶ月1万4千円の、頑張って卒業すれば、返還不要の貸付金制度だったのに
 まず、今年度からの、定時制・通信制修学奨励資金貸付制度の廃止である。これは、1ヶ月1万4000円を、働きながら学ぶ定・通制の生徒のために、県が直接貸し付ける千葉県独自の制度。これは、奨学金と違って、がんばって卒業すれば返還義務のない制度であった。沼田知事時代から、ずっと県はこれを実施してきたのだ。
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 ところが、堂本知事時代、昨年4月からは、新規の受付を廃止、つまり今年度でこの制度を事実上、廃止してしまったのである。こっそりと、静かに廃止、した感がある。一体、いつ誰から、意見を聞いたというのか。
 年収200万円は当たり前、派遣切り、ワ一キングプアと、労働・雇用情勢が一層厳しさを増すなかで、学費や奨学金を返すゆとりなど、多くの若者たちにはないのが実態だ。「頑張って卒業すれば返還義務なし」という条件つきだが、それを励みに、まさにその名の通り頑張れた生徒たちが、数多くいるのに!

 私−「ここで切る理由は?」 県−「奨学金制度で一本化しました。そちらで借りてください。」・・県の回答は、簡単だ。しかし、返せる自信・見込みがもてない青年たちが少なくないのだ。自信がなければ借りない。借りなきゃ、学校など無理。働け働け・・・? 学びを奨励するのではなく、学びから遠ざけるとしか言いようのない制度改悪に、愕然とする。返せる自信がない者は、勉強するな?そう、聞こえないですか。平成19年度の予算金額は約960万円 44人の生徒が受けていた。

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☆教科書代・夜食代の補助も、この4月から廃止
 働きながら学ぶ定・通制の生徒で、授業料減免を受けている生徒の教科書代を支給する制度も、この春から廃止(240万円 304人・・平成20年度見込み)。
 定時制に在学し、授業料減免を受けている生徒に対し給食費を1食あたり75円補助する制度、これもこの春から廃止(367万円 391人・・同上)。
 春なのに、そして今社会では「子どもの貧困」に手をどうさしのべるべきかと、注目が集っている最中なのに。世界は「学費は無償」と動いているのに。

 千葉県教育委員会は、逆流の先頭をきるのか。 私−「関東近県では、県独自の修学奨励費はなくしているのですか」 県−「あるのではないですか」。
○参考
主張/学費援助提案/高校生泣かさぬ国民の運動を
“授業料負担 苦しい”/全教など設置ホットライン/切実な相談次々
子を襲う貧困なくせ/社会的連帯で解決探る/東京で集会
学費問題
子どもの貧困/就学援助縮小 国が是正を/学校に100円リコーダー 「気持ち分かるか」/参院予算委 山下議員が追及
この春、高校生を泣かせるな/緊急の学費援助策を/共産党提案/石井氏会見
*学費が払えず高校卒業、入学できない若者を一人も出さない/日本共産党の緊急提案
*教育費でつらい思いさせない/3教職員組合が提言

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