躍動する子どもたち
2010/04/10
“八ケ崎桜まつり”で踊る子どもたち。ねじり鉢巻きの、躍動する子らの動きに引き込まれる。目を細めて、大人たちが見入っている。私も惹きつけられた。子どもたちの、手と体が飛び跳ねている。
今日は特別に、さまざまな踊りの団体が松戸市内から招かれているようだ。しかし、屋台の周りや歩行者天国でも、子どもたちがいっぱいだ。
日ごろ地域では、子どもたちの姿が余り見られないような感もある。本当はこうやって集い合う所、子供たちが一堂に会する居場所がないだけではないか、本当は子供たちは日ごろからこんな場を求めているのではないか、と私はつくづく思った。
目の前の子どもたちの中にも、学校では、成績・評価がついてまわることで、部活動でも友人関係のことで、悩んでいる子がいるかもしれない。しかし、その子たちも、“今日は、年に一度の祭りだから、今日は今日で完結”と楽しんでいるのかもしれない。
とは言え、日ごろの地域や学校関係者の方たちの並々ならぬ努力があるからこそ、今日のこの楽しい祭りを準備できた。日常の友達の輪がさらに広がるのが、祭りだろう。見知らぬ子どもたち同士でも楽しめる桜祭りは、大賑わい。
そしてこうした体験こそ、今の子どもたちにはとても大切なのだと私は思う。
あらためて、桜まつり実行委員会の皆様のご努力に、感謝しながら、桜の下で躍動する子らの日常に、思いを馳せた。同時に、子どもたちが日々幸せでいられる条件を整えなければ……、それは私の仕事だとの思いも強くした。
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