新型コロナウイルス感染再拡大にともない、日本共産党千葉県議団は２０日、県に緊急要請しました。

　千葉県で直近７日間の平均新規感染者数が２５・９人（１９日現在）になり、県の「再度の協力要請等の判断基準」とな１０人を大きく超えています。

　県議団は、▽行政検査を「濃厚接触者」等に限定せず県の方針で感染が疑われる人すべてを対象にし、十分に病床等を確保する▽医療機関や介護・福祉事業者への支援を急いで基盤の崩壊を防ぐ▽安心して感染拡大防止に協力できるよう地域・業種を限って「休業要請」する−ことを求めました。

　県健康福祉政策課は「知事判断のＰＣＲ行政検査は禁止されていないが、国が示した対象で対応している」と答えるにとどまりました。

　加藤英雄県議は「国会で厚労省の担当者は、検査対象は都道府県の判断で決められると答弁している。クラスター（感染者集団）が発生してからでは遅い。感染が疑われるすべてに速やかな検査を実施することが拡大を防ぐ手だてだ」と強調しました。